2014/05/12

より効果的なヨガライフを。

大都会のバンガロールとはいえここはインド。

最近流行りの日本のジムのような運動施設が続々と店舗数を増やす中、トラディショナルなヨガ道場も多数あり、個人で教えてくれるヨガマスターも多いようです。

しかし、ヨガの先生が、「リラックスして、まっすぐに立って」というときの位置、つまり、スタート地点を理解しているのとそうでないのとでは大きな差がでてきます。


身体がニュートラルな状態でなければ、様々なポーズや動きを、「がんばって」行うこととなります。
自分が普段使いすぎている筋肉をより強調して使い、うまく使えないところがより緩んでしまう、ということになるかもしれません。

瞑想やシャバーサナでも、本当にボーッとしたり、考えていることを追わずに「あー考えてるなー」と客観視できなければ、つまり、今ここ(心のニュートラル)にいなければ、やはり身体と同じで、普段使いすぎている脳の場所が強調されているだけ、ということになるかもしれません。




私は、ヨガをやっても、太極拳をやっても、様々な姿勢法などにしても、最初の、リラックスしてまっすぐにする、で常につまづきました。

何年もの間、普段使う筋肉、普段使う脳で「がんばって」練習しつづけましたが、身体は疲労するばかりで、今思えば頭の中はささくれ立っていたようです。


あるときから、ヨガや太極拳をやるから健康的で豊かな人生を送れるわけではなく、どのようにそのことをするか、が大事なことだと気がつきました。

身体が柔らかく可動域が広いのが良い訳ではなく、どこを基準にどのように動いていくのか、あるいは止めるのかが重要になってきます。


実はこのことは人の動き全般にいえることで、日常動作の中にこそ身体の基準といえるものが必要です。

それこそが、前述の「コアスクイーズ」で感じられる、中心と、そこから背筋群の力を入れずに背骨を立てた、中芯の感覚です。


そのことを意識してヨガをするのと、ただポーズのまねをするのとでは、結果がまったく違ってくるのです。



長期間の反復のみでいつの間にかマスターするのは根気と労力、才能が必要でしょう。

しかし、最初の基準が解れば時間や労力を無駄にすることなく理解を深め、次の目標や目的にエネルギーを注ぐことができるのです。


施術やブログを通じて、この「基準」=「ニュートラルな状態」をつくるお手伝いができれば幸いです。



           

           東京ニュートラル指圧(バンガロール)山下洋平










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