鍼灸の古典によりますと、氣を調整する、とか氣を動かす、などの言葉がよくみられます。
黄帝内経編纂当時(漢・約二千数百年前)、鍼には「九鍼」といって、九つの種類があり、その中の毫鍼(ごうしん)が現在最も多く使用されている鍼です。
毫鍼は当時から、臓腑・経絡の気血のバランスの崩れを調整するために、微細な刺激を経絡に与えるための道具です。
確かに脈診などの診断に合わせ、毫鍼によりツボを刺激すると、脈が変わります。
また、痛みのある皮膚面(筋肉など、痛みが出ているところではない)にごく浅く鍼を刺すと、痛みをあまり感じなくなるのも、東洋医学的に観れば、氣血の状態の変化、ということになるでしょう。
この氣の変化、実は簡単に感じられます。
先のとがったもの、できれば実際皮膚に刺さるようなものを、手のひらや顔などに近づけると、何かその部分に集中してしまいますよね。
実はそれが氣を動かす、とか気を集める、ということです。
いつも鍼を扱っている人にやってもらうと明確ですが、これは誰がやっても同じような感覚がでます。
鍼治療というと、施術者が氣を送り込む、というようなイメージもありますが、実は施術を受ける方の氣や血を移動させたり集中させたりして、身体を変化させているということで、まさにバランス調整をしている、ということです。
なんかエコですよね。☯
黄帝内経編纂当時(漢・約二千数百年前)、鍼には「九鍼」といって、九つの種類があり、その中の毫鍼(ごうしん)が現在最も多く使用されている鍼です。
毫鍼は当時から、臓腑・経絡の気血のバランスの崩れを調整するために、微細な刺激を経絡に与えるための道具です。
確かに脈診などの診断に合わせ、毫鍼によりツボを刺激すると、脈が変わります。
また、痛みのある皮膚面(筋肉など、痛みが出ているところではない)にごく浅く鍼を刺すと、痛みをあまり感じなくなるのも、東洋医学的に観れば、氣血の状態の変化、ということになるでしょう。
この氣の変化、実は簡単に感じられます。
先のとがったもの、できれば実際皮膚に刺さるようなものを、手のひらや顔などに近づけると、何かその部分に集中してしまいますよね。
実はそれが氣を動かす、とか気を集める、ということです。
いつも鍼を扱っている人にやってもらうと明確ですが、これは誰がやっても同じような感覚がでます。
鍼治療というと、施術者が氣を送り込む、というようなイメージもありますが、実は施術を受ける方の氣や血を移動させたり集中させたりして、身体を変化させているということで、まさにバランス調整をしている、ということです。
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NEUTRAL BASE 山下洋平