2014/08/21

ヨガによる可動域向上と筋力

関節の柔軟性が増すということは、動きが大きくなる分、不安定性が増す、ということもできます。

ストレッチや柔軟体操で可動域が上がりにくいのは不安定性を抑制するための安全装置が働くと考えてよいでしょう。
転倒や脱臼を予防しているわけです。

では、安全装置を解除するにはどうすれば良いか?というと、
柔軟性を増すための癒着とりや、筋バランスやアライメントを考えたストレッチをおこなうこと、不安定な状況に耐えられる筋力とバランス感覚をつけていくことが必要でしょう。

その両方が含まれるのがヨガのアーサナ、ということができそうです。

特に立位でのポーズの多くは、骨盤周囲の筋や股関節、脊柱周囲のインナーマッスルを多用しますので、一見バランス感覚だけを養うトレーニングのように感じられるかもしれませんが、実は、骨盤のセッティング自体を設定し直す重要なものがほとんどです。

例えば木立のポーズは、片足で立つ、ということが目的ではなく、股関節の軟部組織の癒着をとりつつ、骨盤周囲の筋を鍛え、なおかつ仙腸関節を自己調整する、という治療として行ってもかなり困難なことを一気にやってのけるのです。

ただこの時重要になるのが、「方向」です。

立ち足は内側に力を入れ(状況によります)踏みつけ、尾てい骨を真下に向け、頭頂を突き出し、開いた脚の膝はさらに開こうとする。
このような「方向」の条件がそろってこそ自己調整がおこなわれるのです。


関節が良く動くためには可動域が広いだけでなく、関節の位置関係(アライメント)とそれを守る調整された筋力が必要なのです。



       東京ニュートラル指圧(バンガロール)山下洋平



2014/08/13

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東京ニュートラル指圧(バンガロール)山下洋平