2014/04/30

味わう!インドの衝撃とダメージ

約1か月ほど前、家族4人でインドに入国した時には、
子ども達(10才と6才)の衝撃はかなりのものがあったようです。

海外に行ったことはありましたが、インドのような異次元ワールドではなかったのです。

ホテルの部屋から出たがらず、ホテル内の食事すら食べられませんでした。

もちろん暑さも関係しますが、それだけではない何かがインドにはあります。


そういう私も、ネパールやインドは長期旅行を数回していたので、全く大丈夫、と思っていました。
梅干しや醤油など、いらないいらない、と妻に言い切り、カレー三昧だ、などとほざいておりましたが、あえなく数日でKO。

現在は全く普通にお店でマサラドサやビリヤニを食べていますが、到着1週間ほどは、不動産屋に行くのが精一杯でした。


インドのにおい、水、道のよごれ、壊れた建物、ゴミの山、牛、犬、サル、ネズミ・・・
そして人。

日本の暑さと違う暑さ、何か消耗させられるような身体の芯に染み入る暑さです。

もう一つ加えて、テンポの違い。
住居を決め、施術所を決めるのにすでに、1か月。

この、メンタルと肉体の両方にズシンとくる衝撃は他では味わいがたいですが、海外から働きに来る方やご家族にはキビシイものです。

日本の皆様にお会いする機会が増えてきましたが、皆様本当にごくろうさまです。

我が子たちも今はたくましく、公園で遊んだり、リクシャに乗ったり、カレーを手で食べたりして、自分のペースをつかんできましたが、何となく体調がよくなかったり、お腹が痛いときなど、はり灸にお世話になりました。

この一か月の私たち4人を観察すると、体調管理のポイントは、のどが渇くまえに水を飲む、できれば常温で、ゆっくり飲む。食べ過ぎない。素早い動きを避ける。
暑い時間、11時~16時は子どもを外で遊ばせない。などです。

とはいっても、お仕事や家事、学校など、活動しない訳にはいきません。

はり灸マッサージでお役に立てないか、と思うこのごろです。




水や食事、環境の変化で、何となく調子が良くない、お腹が変というお子さまもいらっしゃることでしょう。
そんなときのお手当ポイントをご紹介します。

おへそに手のひらの中心が当たるよう、重さをかけずにそっとおきます。
もう一方の手で、膝やスネをゆっくりさすります。
手にホカロンをつけて温める気持ちでしてみて下さい。

消化、腹部血行促進、気を下げる(陽気が強く環境のストレスがありますので気が上がりがちです)、自律神経の安定、精神の鎮静、解熱など、多くの効果があります。
もちろん大人にも効果あります。




                            東京ニュートラル指圧(バンガロール)山下洋平






2014/04/29

力を抜くということ


からだの力を抜く、ということは案外難しいことです。

習慣化している筋肉の緊張は、自分で緩めようと意識しても抜くことができないことが多いのです。

パソコンを使っているときの状態から、ニュートラルに戻って歩行に移ることができればOKですが、パソコンモードのままトイレに行って戻れば全くニュートラルに戻っていないことになります。

マニュアル車に乗る機会がほとんど無いこの頃では、ニュートラルの存在すら微妙ですが、マニュアル車はギアチェンジのたびに
ニュートラルに戻ります。インドはマニュアル車がほとんどのようですね。

人間のからだも常にニュートラルに戻ることを意識できれば、凝りや痛みで困ることは無く、病的な状態にもなりにくいことでしょう。

日本ではない、というだけで緊張感は抜けにくくなります。


ブログにて、日本の施設やワークショップでおこなっていた、「姿勢の教室」を少しずつ文章化してお伝えします。
どうぞ皆様の日常にお役立て下さい。

ニュートラルな状態をご理解、ご体感いただければ幸いです。




          東京ニュートラル指圧(バンガロール)山下洋平






2014/04/24

住居が決まりました


ようやく住居が決まりました。

koramangalaです。

インドの会社法がかわり、施術所の登記が28日以降しかできない、ということで、施術所の決定が後になりました。

あと数日で施術所の登記を行う予定です。


こうした中、大変ありがたいことに鍼灸マッサージの施術のご予約をいただいており、出張治療をおこなっております。

koramangalaからは、バンガロール市内ほぼ全域往診可能です。
ご利用お待ちしております。

Tell /Sms  7406154904
Mail        neutralbase118@gmail.com


2014/04/14

不動産屋さんへ!


インド入国10日目。
ようやく、昔のピッチみたいなインドの携帯に慣れ、
身体も、暑さと乾燥と水に慣れてきたようです。

予備知識なしで不動産屋さんにアポなしアタックです。

ムスリムの多い小さな商店街のほとんど全員に聞きながら、
小さな建物の三階にある、不動産屋さん(らしきところ)に突入しました。
微妙ですが、ようやくたどり着いたし、教えてくれた人たちが見ているので、やっぱやめた・・・とはいかず、チャレンジしました。

入り口とは裏腹に簡素な内部ににこやかな店主、
アメルさんがいらっしゃいました。
英語のへたな私に親切に説明してくれ、インド人には珍しく、メールの返信もすぐにしてくれます。

とにかく一つでも内見がしたいと思い、行ってみたところが、ネットで見ていてここはいいな~、と思っていたフラットで、また驚きました。

室内は引っ越すことになったら、お見せします。

2014/04/13

電話番号


ようやく電話番号が決まりましたのでお知らせします。
tell  7406154904
です。

よろしくお願いします。
契約のしかたがよくわからず時間がかかってしまいました。



数日前より、市内のホテルからkoramangala方面に引っ越そうと、
不動産屋さんを訪ねています。

物件を見て回るというよりは、不動産屋さんにたどり着く、
といった感じで、なかなか作業は進みません。

今日はようやく一軒目の内見です。

いい住居、いい施術所に巡り合いますように。

2014/04/10

バンガロールの熱(暑)邪にご注意!


いきなり「熱邪」という専門的な言葉で始まりましたが、
東洋医学的に観るときの外からの影響の一つです。

日本の気候はやさしく、冷房も優れていますので、激しく
熱邪の症状が出ることはあまりないように思われます。

私自身も日本で熱中症様の症状になったり、そのような人を
見ることはあっても、症状は軽いものでした。

しかしところ変わればで、ここバンガロールではそうはいかないようです。


今まで、アジアの熱帯地域を何度も旅してきて、11時~15時はできるだけ
日に当たらない、やむを得ず日に当たらなければいけない時は
食事量を最小限にする、ということを現地の人達の行動や自分の
身体を通して学んできました。


ところが、バンガロールはデカン高原の一部に位置するため、湿気が少ないのです。
日本人は汗ダラダラの暑さになれていて、湿気がないとそれほど暑さは酷く感じません。

しかし、日本と比べれば、ここは赤道に近く日差しは強烈なのです。
日差しが強くドライということは、汗ダラダラの暑さよりも危険かもしれません。
あっという間に揮発して身体に潤いがなくなります。

外にいても不快感が少なく、水分を取りたい要求も、本当に身体が乾いてから
強く感じるようです。


乾いて熱にさらされると、動悸、血管が浮き出すような感じ、芯から痛む頭痛、
強いダルさ、泄瀉(水様下痢)で仕事ができる状態ではなくなります。

これは身体を物理的に冷やすのは有効ではなく、地元の食べ物、
マンゴー・バナナ・ウリなど、冷やす性質の食べ物を少量とり、休むことで回復します。

実は私も「熱邪かな」という危うい感覚がありました。
そのときたまたま地元のお菓子屋さんが作った、手づくりのサトウキビ菓子が
強烈に食べたくなり、一口食べ、夕食にマンゴーとバナナを食べて寝ると
翌日は快適に過ごせました。

場所が変われば養生が変わることを実感しました。

4月から駐在される日本の方も多いと思います。
インドで最も暑い時期に、まだ寒い3月の日本からいらっしゃる皆様、
どうぞ熱邪にご注意を!















2014/04/06

日本から施術用ベッド持ってきました!


家族でインドというだけでも荷物が増えるのですが、
実は施術用ベッドを持ってきました。

道具を選ばず、どこでも、というのがカッコいいのですが、
長年施術をしていると、施術者、被施術者ともに
可能な限り良いポジションをとりたいと思うようになりました。

施術所が決まっても、使いやすい有孔ベッド
(うつぶせで顔がはまって、首をまっすぐ維持できる)が
すぐに用意できるのか、オフィスなどに呼ばれたときどうするか、
など気になることがあり、日頃使用していたベッドを持ってくる決心をしました。

国内の車での移動(横浜市藤が丘→埼玉の小川町→秋田市→成田)


や成田でのホテルから飛行機に乗るまで、バンガロール空港から
ホテルまで、と難関は多く、何度も置いていくべきか?と
思ったもののとうとうここまで一緒に来てしまいました。

やはり、持ってきてよかった!



インド入国しました!


お久しぶりになります。

4月3日インドに入国することができました。
ビジネスビザも無事取得でき、出入国はとてもスムーズに
できました。

これから自宅、店舗、子ども達の学校を決めていくところです。

ここに至るまでに数か月前から、たくさんの方々に応援、
また直接的にお手伝いいただきまして、本当にありがとうございます。

皆様のご理解やご協力なしに、家族でこのようなことは
できなかったでしょう。

まだ実際に仕事はしていないものの、日本の指圧マッサージや
鍼灸を必要としている方々にお会いすることができています。

施術所の住所や電話番号が決まり次第、お知らせいたします。

まずはスタートラインに立つことができましたことを、
ご報告いたします。

日本出国前に多くの協力を頂いた皆様に深く感謝いたします。
どうもありがとうございました!


tokyo neutral shiatsu/neutral base        山下洋平