2014/06/20

ヨガと股関節の癒着

施術を受けに来て下さる皆様にお伺いすると、場所柄でしょうかヨガを勉強されている方が多くいらっしゃいます。

ヨガのポーズのほとんどに要求されるのが股関節の柔軟性です。


股関節の柔軟性と言えば、開脚などのストレッチなどを思う方も多いと思います。
しかし、ストレッチでは本当の柔軟性は得られません。


私も、股関節の柔軟性を上げようとストレッチに励んだことがありました。

確かにある程度の柔軟性を維持することはできますが、可動域向上とまではいきません。


ストレッチにより伸ばされても使い方が同様なら、すぐにもとの筋バランスに戻ってしまうため、ストレッチしては縮むことを繰り返してしまいます。


そこで違う方法をおこなったところ、可動域は上がり、前後開脚などが楽にできるようになりました。

その方法は「使う」ことです。


股関節は体重をのせる、負担のかかるべきところです。
体重をしっかりとかけ、動かすことで本来の可動域が発揮されるのです。


しっかりとかける、というのは重ければ良いのではなく、かかるべき位置にかける、ということです。


では普通、股関節に体重がかかった状態で使っている人はどれくらいいるのかというと・・・ほとんどいないようです。


仕事上出会う方の股関節は100%チェックしますし、その他歩行者、店員さん、立ち話をしている人など、とにかく全員見て(診て)
しまうのが職業のくせです。


多くの観察の中で、この人はちゃんと股関節にのってるなー、という人はほとんどいません。


その理由は生活習慣と癖による癒着がほとんどです。

多くはソケイ部、股関節の前の部分の癒着です。

下腹ポッコリ、でっちりの人をイメージして下さい。



ちょっとお尻が引けて、股関節が引っ込んだ感じになるのが解りますね。

このちょっと引っ込んだ感じ、(股関節を少し曲げた状態)がほとんどの人に共通の形です。


ちなみに、股関節に体重が乗った形はこういう感じです。
(どちらも私です。姿勢のみで見た目が随分変わることがわかるかと思います)


座位が多いこと、車・交通の発達、歩行の減少が原因として考えられますが、一番の理由は股関節がちゃんと動いている時の感覚を知らない、ということが大きく影響していると思われます。


ここでなぜ人間が直立できるか、というお話が必要です。
次回に続きます。

東京ニュートラル指圧(バンガロール)山下洋平











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