2014/07/16

意外です、バンガロールで湿邪。

バンガロールと言えば3・4・5月がカラッと暑くて、後は爽やかなイメージでしたが、雨季の湿気に驚いています。

更に7月に入り気温の低下がはっきりしてきました。


6月中旬までは施術後の洗濯がたくさんたまっていても、翌日には乾いて厚手のタオルなども全て使えましたが、今月に入り、夜中じゅうファンを回しておいても乾いているものはほとんどない状態です。

これは人間の身体も同じ条件「湿」に晒されている、といことです。
「湿」が体内で滞って影響するのが「湿邪」です。




「乾燥して熱い」のと、「湿気があって気温が上がらない」のとは、どちらも汗の感覚があまりないので解りにくいですが、実は体内の水分代謝は真反対のことをしなければなりません。

どんどん揮発してしまうので保湿したい状態と⇔湿気が溜まってしまうので排泄しなければいけない状態です。



ここバンガロールはこの差が極端です。
完全保湿モードから、一挙に排泄モードフル稼働です。



しかも、車での移動と、会社でのデスクワークは「湿邪」の影響を強く受けてしまいます。


湿邪が入ると、身体の重ダルさや思考力の低下、胃腸症状、ふだん調子の悪いところの悪化など、何か不調、という感じが常にあります。


これを予防するには発汗・利尿促進、先月と変わって果物摂取は控え目に、味の濃いものや油など身体に溜まるものを控えるなど、主に水の発散に関わっています。


そして、お灸も役立ちます。
皮膚に火が届かないうちに取り除く知熱灸は局部的に発汗を促進します。
湿に対し影響のあるポイントに知熱灸をおこなえば、体内の水や血を大きく動かすことになりますので、湿邪による症状を改善することができます。


しかし何よりふだんの散歩や運動での発散と小食が理想です。


水ですが、5月まではジャンジャン飲んでOKでしたが、これからは取りすぎにご注意です。とはいっても日中は気温が上がりますので、常にご用意ください。
お茶など利尿作用のあるものを飲んでも良いと思います。


また、夜間の冷えも湿邪が入りやすく、発散しにくくなりますので、温かくしておやすみください。


涼しくて気持ちいいのですが、「湿邪」にご注意を。


         

         東京ニュートラル指圧(バンガロール)山下洋平














0 件のコメント:

コメントを投稿